おなかなっとくに配合されている植物性ナノ型乳酸菌とはどのようなものか、ご紹介したいと思います。
乳酸菌にはたくさんの種類がありますが、分類として動物由来のものと植物由来のものに大別できます。
動物由来のものとしては、牛乳やチーズに含まれる乳酸菌で、植物由来のものとしてはキムチや漬物、味噌に含まれるものが代表的です。
植物性の乳酸菌は動物性よりも悪環境に強く、胃酸などでも死滅しにくく腸内で長く生きられるとされています。
植物性乳酸菌と言ってもいろんな種類があります。
そんな数ある植物性乳酸菌の中で注目したのが、長寿の県、長野県の木曽地方の伝統食品「すんき漬け」由来の乳酸菌。長野県は全体としてもアレルギー罹患率でも全国平均を下回りますが、中でも「木曽地方」はその県平均のなんと約3分の1を誇っています。
そんな木曽地方で400年以上前から食べられ、味の文化財にも指定されているのが赤カブ菜の漬物「すんき漬け」。
食べるとかなり酸っぱい漬物ですが、これは本来の乳酸菌が作り出す酸味。本場韓国のキムチが酸っぱいのと同じです。
おなかなっとくの乳酸菌は、このすんき漬けに注目し、すんき漬け由来の植物性乳酸菌を配合しています。
ではもう一つのナノ型乳酸菌とはどのようなものでしょうか?
ナノ型乳酸菌とは1粒の直径が1ミクロン以下に加工した乳酸菌のことを表現したものです。
通常の乳酸菌は製造時に菌同士が互いにがくっつき、大きな塊のようになっています。こちらを細かく分散させ、かつくっつきにくくすることでナノサイズを実現しています。
ではナノサイズにするとどんないいことがあるのでしょうか?それは乳酸菌の菌体に秘密があります。
乳酸菌はよく生菌・死菌で議論がありますが、生菌が腸まで届くようになったのはごくごく最近のお話です。これまでは味噌・漬物・ヨーグルトなど大半が死菌であってもその効果が広く確認されており、生菌・死菌に関わらず 十分効果的とされています。
死菌(生菌もですが)が効果的に働くメカニズムはまだ不明な部分もありますが、乳酸菌の菌体成分がなんらかの有用な効果をもらたすとする説も有力です。この場合、菌体成分を十分体内に取り込みやすくすると、より一層その働きに期待が出来るといえます。
乳酸菌をナノサイズまで小さくすることで腸のパイエル板(※)という免疫器官を通過しやすくし、その結果として免疫システムの要で現代人に不足しがちなTh1細胞を誘導することが期待できます。
(実際、Th1誘導剤として特許を取得している乳酸菌を利用しています)
アレルギーとは免疫の過剰反応であり、Th1とTh2の2つある免疫細胞のバランスが崩れた場合に起きやすいと言われていますので、すんき漬けを食べる木曽地方でアレルギーが少ないのは納得ですね。
すんき漬けの優れた有効性は大学やその他機関で今でも研究されており、今後も注目です。
(※)パイエル板…腸の絨毛と絨毛の谷間にある、免疫機能を担うリンパ節のこと。