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進化した女性ホルモン様物質は男性にもいいって本当?

女性らしさを助ける女性ホルモンは、月経の他に骨や血管を丈夫にし長生きにも関わる大事なものです。そのホルモンを補完するものとしてイソフラボンが有名ですがより効果的なものが発見されました。それはなんと男性にもいいんです。進化形イソフラボンをご紹介します。

女性ホルモンの働きとは?

女性ホルモンとは女性にだけ分泌される神経伝達物質で、主に月経や妊娠など女性特有の機能にかかわる重要な働きをしています。

 

しかし女性ホルモンの働きはそれだけではありません。それ以外にも多くの重要な働きをしています。主な働きとしては

・骨を丈夫にする

・血管をしなやかにする

・美肌に欠かせない成分(コラーゲン・ヒアルロン酸等)の産生を促進する

などです。

 

そんな大事な女性ホルモンは更年期を境に分泌量が低下してしまい、上記の働きが弱まってしまうので

・骨粗鬆症になりやすくなる

・心疾患や脳梗塞など血管系疾患のリスクがあがる

・肌トラブルが加速する

といったことにつながります。

 

そこで減少する女性ホルモンを補う目的でよく知られているのが大豆に多く含まれるイソフラボンです。しかし、近年の研究でイソフラボンより効果的とされる物質が見つかり注目を集めています。

 

では女性ホルモンを補う物質についてみてみましょう。

 

イソフラボンより効率的なエクオールとは?

イソフラボンは大豆に多く含まれる成分で、女性ホルモンと似た構造をしていることから女性ホルモン様物質と言われ、体内で女性ホルモンと似たような働きをすると言われています。

 

しかしイソフラボンそのものが女性ホルモンの働きをするのではなく、イソフラボンが腸内細菌により別の物質に変化し、その物質がその役割をすることが判ってきました。

 

その物質がエクオールです。

 

エクオールは上記の骨粗鬆症や血管系疾患、肌トラブルの緩和などの研究結果が報告されていて、ますます期待される注目の物質です。

 

ただ1つ問題があります。それはどんな方でも女性ホルモンからエクオールに変換できるわけではないということです。

 

そのカギは腸内細菌にあります。

 

日本人の半分しかエクオールを作れない?

実はイソフラボンからエクオールにするには特定の腸内細菌の力を借りる必要があります。

 

しかしエクオールを産生できる腸内細菌は日本人の半分しか腸内にいないと言われているのです。

 

どうやったらエクオール産生菌を増やせるのかはわかっていないのですが、大豆食品や食物繊維を多くとっている人の方がその割合が高いと言われています。

 

たけしの家庭の医学で、エクオールをたくさん産生できる女性の食生活を放送していましたのでご紹介したいと思います。

 

おすすめは納豆とフラクトオリゴ糖!?

番組で紹介された方は秋田に住む女性で、毎晩お酒を飲みますが血液県さも正常で風邪もほぼひかない健康な体だということです。

 

その方の食事は朝は納豆、きんぴらごぼう、昼はおから、夜は納豆汁、たまねぎ、枝豆、油揚げなどを召し上がっていました。

 

目立つのは大豆食品。油揚げの中にも納豆が入っていて、納豆は1日3パック程度食べるそうです。納豆をはじめとした大豆食品を食べ続けるとエクオールを作る腸内細菌が少しずつ増えていくのではないかと紹介されていました。

 

もう一つ良い点としていたのが大豆食品と一緒に摂っていたごぼうやたまねぎ。

ごぼうやたまねぎにはどちらもフラクトオリゴ糖が入っています。

 

オリゴ糖は悪玉菌は分解できず、善玉菌だけが分解してエサにすることができるため腸内環境を善玉菌優位にしてくれます。

 

納豆とフラクトオリゴ糖、ぜひ一緒に摂りたいですね。

(※ちなみにおなかなっとくにはどちらも入っています♪)

 

エクオールは男性更年期にも有効

これまでエクオールは女性ホルモンの補完として紹介してきましたが、実は男性更年期にも有効と言われています。

 

男性には男性ホルモンがありますが、これも40代~50代頃減少し、無気力感・疲労感・倦怠感の他、不眠やいらいら、前立腺肥大(頻尿・残尿など)などが増えてきます。

 

では女性ホルモン様物質と同じように、男性ホルモン様物質で補えばよさそうですが、女性ホルモンとエクオールほど似ているものは残念ながら今のところ見つかっていません。

 

しかし、男性ホルモンの低下の原因に注目した軽減方法があります。

男性ホルモンの低下は分泌量が減ることはもちろんですが、男性ホルモンがある酵素により悪い働きをするホルモンに変換され、悪影響を与えてしまうのです。

 

この酵素を抑制できれば男性ホルモンの低下を抑えるとともに、悪い働きも減らすことができるというわけです。

 

その酵素の働きを抑制するのがエクオールなのです。

エクオールおそるべし!

今後もっと研究が進めばさらなる効果が判明するかもしれませんね。

 

繰返しになりますがエクオールは全員が作れるわけではありません。

しかし大豆食品や食物繊維、フラクトオリゴ糖をたくさん摂取している人のほうが作れる割合が高くなると言われています。

 

女性も男性も納豆やオリゴ糖を積極的に食べていきいきとした生活を送りましょう。

 





代表者:刑部亮
1977年浜松市生まれ。2児のパパ。生まれた時から自然食品で育てられ、今は子供に食育中。趣味は山登・キャンプ・お酒・ダイビング(ブランク中)
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