2016年3月19日に「世界ふしぎ発見」で「アンチエイジングも!花粉症も!脳も!知られざる腸内細菌パワー!」が放送されました。その中で紹介された「すんき」をご存知でしょうか?当コラムでも何度か掲載しましたが、番組の内容とあわせて紹介したいと思います。
1000兆個ともいわれる腸内細菌。これらは善玉菌・悪玉菌・日和見菌と大別され、善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすことで様々な健康上の利点があることが知られています。
善玉菌の中でもっとも有名なのが乳酸菌で、その乳酸菌を含む食べものといえばヨーグルト。
ブルガリアの長寿村では日本人の平均の約4.5倍ものヨーグルトを食べているそうです。
しかし実は乳酸菌はヨーグルトだけではありません。
日本の漬物にも多くの植物性乳酸菌が含まれています。
中でも注目したのがすんき漬けという漬物に含まれるSn26乳酸菌。
その前にすんき漬けとどのような食べ物かご紹介します。
すんき漬けとは長野県木曽地方で作られている赤カブの葉っぱの漬物。長野県の味の文化財にも選ばれている漬物です。
その最大の特徴は「塩を使わない」ということ。
塩を使わず乳酸菌だけで発酵させた漬物は日本全国探しても唯一といわれています。
塩の摂りすぎが気になる方には気になる漬物ですが、かなり酸味が強いのそばと一緒に食べたりする方も多いそうです。
※すんき漬けの詳しい説明はこちらのサイトもご覧ください。
→なっとくコラム「漬物界の革命児?「すんき漬け」で健康長寿」
そのすんき漬けを多く食べている木曽地方では花粉症の患者数が少ないというのです。
医師が木曽地方とその他の長野県の住民の花粉症患者数を調査したところ、木曽地方の住民は長野や松本などの住人より約60%も少なかったという結果が出たそうです。
これはすんき漬けに含まれるSn26乳酸菌が、アレルギーの原因とされるIgE抗体を正常値にもどす働きがあるためと考えられています。
検証のため、6名の人にすんき漬けを入れた豆乳100gを一週間摂取する実験を行いました。
その結果、4名が花粉症の症状が軽減したそうです。
人数も期間もまだ不足している印象ではありますが、それでもわずか1週間で実感できるレベルまで抑えられたのであれば試してみる価値はありそうですね。
すんき漬けはもちろん花粉症だけではありません。
腸内環境が整うと他にもいいことがあります。
番組では乳酸菌入りの食品を食べた方のうつ症状が改善したり、恐い男性の写真を見せたときの恐怖心を感じる数値が少なかったりした実験を紹介していました。
乳酸菌を含む食品はたくさんありますが、Sn26乳酸菌を含んでいたり、塩を使わなかったりするすんき漬けはすごい魅力的です。
ただすんき漬けは木曽地方で冬の間にしか作られないため、一般的なスーパーなどで売っておらず、買えるところが限られています。
(※私の地元浜松では売ってるお店はほとんどありません)
WEBでも買えますがすぐ売り切れになってしまいます。
(テレビの影響でさらに買えない状況になりそうです)
ちなみに私は何年か前に取り寄せて食べたことがありますがかなり酸っぱいのでたくさんは食べられませんでした。もちろん好みの差ですが…
男性は酢など酸味に弱い人が多い(自分だけ?)ので女性のほうが好きな方が多いかも。
塩を使わず花粉症にもよいすんき漬け。ぜひ一度お試しください♪
当店で販売している「おなかなっとく」には2粒で1200億個の乳酸菌が含まれていますが、その乳酸菌はすんき漬け由来の乳酸菌を使用しています。
すんき漬けに興味があるけど手軽にたくさん摂りたいなという方、ぜひお試しください♪
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